関西支部:京機カフェ・機械歴史カフェ「~大学創立時の歴史情報を求む~」(お願い)

    京都大学 創立125年 記念事業に向けて ~大学創立時の歴史情報を求む~

    京都大学は来年、創立125年 を迎えることになり、記念事業が予定されています。京都大学で明治30年、最初に開設されたのが、理工科大学の機械工学と土木工学の講座でした。機械教室のルーツは、創立時まで遡ることができます。開校時の教室建物はその後、機械系学科が使用し続け、すべての建物が取り壊されたのは1980年代でした。木造モルタル構造の薄緑色の建物を覚えている方もおられることと思います。当時の講座は、蒸気機関など、産業近代化が進む日本で、機械技術者の育成が急務であったことが窺えます。

    創立以来の伝統ある教室ではありながら、機械工学講座に関する当時の様子を知る歴史資料は少なく、朝永教授(朝永振一郎教授の御尊父)の講義ノート(@京大図書館)、鉄道局の森彦三講師(国産初の機関車設計・製造に参画)が教材とした機関車模型(@京大博物館)が知られている程度です。

    今回の記念事業を機会に、大学の創立時の歴史資料の情報の収集を行います。建物や施設の写真、文献、回顧録に関する情報がございましたら、下記の連絡フォームから、ご連絡をお願いします。頂いた情報はリストにし、会員の皆様と調査・見学を行い、成果をまとめて創立125年記念事業他での発表を予定しています。歴史は残さなければ消えてしまいます。皆様のご協力をお願いします。

    (京機会 関西支部 機械歴史カフェ 髙橋健司)

    連絡フォーム

    注意点1.上記フォームはgoogle formを使っています.
    注意点2.現物の郵送・搬送は扱いません.情報のみの収集となります.
    注意点3.本件に関するお問い合わせ等すべてこちらのフォームからご連絡ください.

    <ご参考>
    京大創立125年 記念事業
    第二世紀記念事業 100年の系譜 機械系工学教室・専攻 小史
    朝永正三教授 講義ノート
    森彦三講師 機関車模型