平成24年度秋の行事
開催日 | 平成24年10月27日(土)~28日(日) |
会場 | 第一部(見学会):西日本旅客鉄道㈱ 第二部(懇親会):長崎馳走 手羽屋 福岡本店 第三部(オプション):門司・下関観光 |
平成24年度「秋の行事」ご報告
去る、10月27日、28日に平成24年度 九州支部の秋の行事を行いました。28日には西日本旅客鉄道㈱新幹線管理本部博多総合車両所にて見学会と総会を、又、28日には九州鉄道記念館と関門海峡見学を行いましたので報告します。見学会にはご家族の方を含め総勢42名の方々にご参加頂き、九州支部としては過去最大の行事となりました。
博多総合車両所見学会では 見学前に西日本旅客鉄道㈱の新幹線管理本部副本部長兼福岡支社長の田仲文郎様(S55卒)に博多総合車両所の紹介と整備体制の概要につきご講演頂きました。新幹線は一日2000km走る為、10ケ月も走ると走行距離は60万kmにも及び、その度に台車を交換するそうです。新幹線はのぞみの場合で16両32台の台車があり、これらの台車をすべてレールに沿って正確に効率的に走らせる必要がありますが、そのため車輪にはレールとの接触面には微妙な勾配がつけてあり綿密に管理されているそうです。その他、当日見られない工場内の整備風景もプロジェクターで多数ご紹介頂きました。
工場見学では、まず九州新幹線のみずほの車両の内部を見学しました。運転席は飛行機のコックピットよりはるかに簡素で電子化されていました。車掌放送の体験もさせて頂きました。その後、整備工場内を見学しました。台車の組み立てラインや点検設備、ブレーキの構造などを間近に見学出来ました。車両点検場の見学では、鉄道好きの参加者ばかりで質問が絶えず、すっかり時間をオーバーしてしまいました。
支部総会では、相馬支部長と松久会長代行のご挨拶に続き、清水会計から平成24年度の中間会計報告があり承認されました。大学を代表し井出亜里氏(S53卒)からは、桂キャンパスへの移行等の大学の近況報告を、又、千々木副支部長からは九州支部の昨秋の行事と今年春の長崎春季総会の活動報告がありました。
役員改選を行い、支部長に千々木亨氏(S54卒)、事務局長に角知則氏(S55卒)、事務局次長に入船 佳津一氏(S60卒)、新幹事に田仲文郎氏(S55卒)、保木本達也氏(H1卒)が選任されました。新支部長からは、「最果ての最小支部である九州支部の大自然と近代化産業遺産に恵まれた特性を活かし、非日常の体験をとおして会員が楽しんで頂ける企画をどんどん提案したい。」との挨拶がありました。
その後、博多駅前へ移動し、駅前の海鮮居酒屋で懇親会を行いました。当日獲ったばかりのイカやヒラメの活き作りなど新鮮な玄界灘の海産物に舌鼓を打ちました。さらに、鹿児島イモ焼酎の蒸留時のごく初期にのみ採取出来る45度の高濃度極上焼酎(はなたれ)を極低温冷蔵して会場に持込み、皆で少しずつ賞味しました。最後はいつものように、琵琶湖周航の歌で締めくくりました。
28日のオプショナルツアーでは北九州市門司港にある九州鉄道記念館を訪ねました。九州で活躍した蒸気機関車や電気機関車、珍しい電車の寝台車なども展示されておりました。鹿児島本線の列車シミュレイターで運転士の模擬体験も出来ました。
その後トロッコ列車で関門海峡めかり駅へ移動し、めかり絶景バスにのって壇ノ浦や関門海峡周辺を見学しました。徒歩組、列車組と別れ、思い思いに関門海峡と門司港を散策しました。徒歩組は関門人道トンネルも見学してきました。正午過ぎには渡船で下関側の唐戸市場へ移動し、ふぐの専門問屋で卸したてのふぐの刺身を堪能しました。唐戸市場の中では普通ではお目にかかれない鯨や高級魚クエの寿司も味わいました。快晴にも恵まれ、美しい海峡の 風景と歴史、海の幸を皆で楽しみました。