平研・大谷研同窓会報告
2024年6月8日(土),ホテル京阪・京都グランデにおいて,平研・大谷研同窓会を開催しました.前回の開催は,2017年10月でしたので,6年半ぶりです.京機会には,名簿作成でお世話になりましたが,前回以後に退職されたため,連絡ができなくなった同窓生も多くおられました.また,COVID-19の影響で,暫く開催できない間に,高齢のため参加できなくなられた同窓生も多く,今回は,1965年学部卒業の方々が最高齢で,大谷隆一先生が京都大学を退官される2000年までの同窓生70名に参加していただきました.大谷隆一先生も,参加されることになっておりましたが,本年3月にご自宅前で転倒骨折され,リハビリ中とのことでご出席いただくことがかないませんでした.そのため,ご長男の大谷洋介様が代理でご出席され,先生のご挨拶文を代読していただきました.先生の近況をご報告いただくとともに,ご研究の集大成である『高温強度論』及びご自身と奥様が撮影された『写真集』,二冊の最近出版された本についてご紹介いただきました.また,「歩くときは,一二,一二と声を出して歩きましょう」とのユーモアのあるご助言を紹介していただきました.
横幕幹事による開会の挨拶の後,北川正樹様(学部1965年卒業,元IHI技術研究所,元物質・材料研究機構理事)には,大谷先生がこれまでに歩んでこられた道と高温強度研究に平研が果たしてきた役割をお話いただきました.また,田中啓介先生(学部1966年卒業,名古屋大学名誉教授)には,X線材料強度研究と疲労強度研究においてご自身が築いてこられた道と,研究室の研究を振り返るお話をいただきました.お二人のお話を伺うことによって,改めて自分たちが所属していた研究室が,世界における材料強度学研究に果たしてきた役割の大きさについて,思いを馳せることになりました.
北村隆行先生(学部1977年卒業,元京都大学副学長)による乾杯のご発声の後,各年代の方々から研究室におけるさまざまなエピソードをご紹介いただき,笑あり,涙ありの感慨深い思いに浸ることができました.
残念ながらご病気治療中,或いはご両親の介護のために出席できなかった方も何名かおられましたが,快癒の折には出席したいと力強いメッセージもいただきました.次回も多くの同窓生にとって,互いを支え合い,励まし合える場となることを願って,次の担当幹事3名に引き継ぎました.
次回も多くの同窓生の方々にご出席いただけますよう,連絡先が,変更となられました同窓生の方は,ぜひ,京機会にご連絡いただきますよう,お願い申し上げます.