第32回 京機サロン

  • 開催日:2008年05月23日
  • 開催時間:18:15~ 19:15
  • 開催地:大阪府
  • 詳細

    場所 大阪弥生会館
    〒530-0012 大阪市北区芝田2丁目4-53
    講演題目 「有機EL開発の最前線」
    (講師から一言)
    照明が変わる.有機EL照明は平面発光なので大面積化が可能であり、LED照明と並んで水銀レスという点において環境にも優しい.また、近年の材料・デバイス技術の進展により、蛍光灯並みの高効率 / 長寿命が期待できるものになってきた.本講演では、白色有機EL照明の最新技術開発動向とその課題、さらに商品展開の方向性について述べる.
    講師 菰田 卓哉氏
    (松下電工株式会社 先行技術開発研究所 技監 Ph.D.)
    【講師プロファイル】
    1978年京都大学工学部電子工学科卒後、松下電工株式会社に入社し、半導体研究所に所属。照明制御ICやパワーMOSFETのデバイス・プロセス研究開発に従事.1988年には民生用静電誘導(SI)サイリスタの実用化開発に成功し、照明用インバーターを商品化.
    1991年に松下電工英国研究室の設立責任者として赴任し、欧州における研究所拠点を構築.英国のサリー大学客員研究員としてナノシリコンの可視発光の研究に従事.1997年にサリー大学よりPh.D.を授与され、日本帰国後はナノシリコン技術を用いた弾道電子面放出型電子源(BSD)の開発に従事し、その功績により2001年 映像情報メディア学会より最先端分野研究に顕著な功績を挙げた技術者に贈られる藤尾フロンティア賞を受賞.2007年からNEDO委託開発テーマである「有機発光機構を用いた高効率照明技術の開発」プロジェクトリーダーとして活躍中.現在、東京農工大学客員教授、大阪大学特任教授.著書も多数.