平成13年度
開催日:H13.4.14 / 参加者:236名(学生含) / 懇親会参加者:224名(学生含)
講 演 者 | 所 属 | 講 演 名 |
---|---|---|
佐藤国仁(S48) | (有)佐藤R&D | 改正された技術士資格と工学教育 |
小森 悟(S49) | 京都大学 | 私の流体工学研究 |
●学生と先輩の交流会開催。催本年度より懇親会は吉田食堂
詳細
平成13年度 京機会評議員会・春季大会・総会の報告
1.評議員会
平成13年4月14日に評議員会が19名の出席で開催された。昨年度の活動報告がなされ、会費納入率の向上策が討議された。また、評議員として各学年のクラス会を運営されているメンバーに就任していただくことによって評議員会が充実し、京機会の発展につながるとの提案がなされた。今年は、各学年、各支部ごとの評議員を充実していくことになった。
2.学生と先輩の交流会
昨年に引き続き、社会で活躍する機械系工学の先輩から在学生がさまざまな情報を得る機会として標記の会を企画・開催しました。59社(含む国家公務員)から卒業生に来ていただき、在学生も2年生から修士の学生まで300名以上が参加し、熱気に溢れた意欲的な交流会でした。
3.講演会
(1)「私の流体工学研究」小森 悟 氏(S49年卒)
演者の研究歴を紹介しながら、演者が環境中での乱流輸送現象に関する研究に取り組むに至った経緯について述べるとともに、最近の地球温暖化問題において重要となる大気・海洋間での二酸化炭素および熱の交換機構に関する流体工学的研究の一例を紹介した。その内容は、大気・海洋間の物質および熱の交換量評価の不確定性を示唆するとともに、この方面の最近の研究は温暖化予測に関する数値計算手法の確立のみに主眼を置いているが、物質および熱の交換機構を正確に表現することのできる信頼性の高い物理的モデルを流体工学的な立場から構築することが重要である ことを指摘するものであった。さらに、このような流体工学 的研 究を発展させるためには、プライドだけが高く数値計算や理論に
のみ興味を示すような学生ではなくハードな実験に手を汚しながら自分の目で現象を捉えることができるガッツと積極性をもつ学生を研究室で育てることが欠かせないとして講演を締め括った。
(2)「改正された技術士資格と工業教育」佐藤 国仁氏(S48修卒)
演者の研究歴を紹介しながら、演者が環境中での乱流輸送現象に関する研究に取り組むに至った経緯について述べるとともに、最近の地球温暖化問題において重要となる大気・海洋間での二酸化炭素および熱の交換機構に関する流体工学的研究の一例を紹介した。その内容は、大気・海洋間の物質および熱の交換量評価の不確定性を示唆するとともに、この方面の最近の研究は温暖化予測に関する数値計算手法の確立のみに主眼を置いているが、物質および熱の交換機構を正確に表現することのできる信頼性の高い物理的モデルを流体工学的な立場から構築することが重要であることを指摘するものであった。さらに、このような流体工学的研究を発展させるためには、プライドだ けが高く数値計算や理論にのみ興味を示すような学生ではなくハードな実験に手を汚しながら自分の目で現象を捉えることができるガッツと積極性をもつ学生を研究室で育てることが欠かせないとして講演を締め括った。
4.平成13年度総会
講演会に引き続き、同会場で平成13年度京機会総会が開催され、下記の件を報告、承認された。なお、総会参加者は199人+学生45人であった。
(1)平成12年度会計報告の件
塩路幹事(S50卒)から会計報告、植木監事(H元卒)からの監査報告があり承認された。なお、平成12年度収支決算書は別紙に掲載。
(2)役員改選の件
平成13年度の役員として、
【会 長】永井 将(S31卒)
【副会長】関西支部 福森 康文(S32卒)
関東支部 小澤 三敏(S33卒)
中部支部 松本 和男(S41卒)
中国・四国支部 川口 東白(S34卒)
大学 大谷 隆一(S37卒)
を選出した。
(3)関東支部報告
(4)中部支部設立の件
設立が承認された。
(5)中国・四国支部設立の件
設立が承認された。
(6)二世紀記念事業の件
駒井実行委員長(S38卒)より記念誌発行等の第二世紀記念事業が順調に行われていることが報告された。
5.関西支部総会
関西支部総会が開催され、支部活動などの報告があった。
6.史上最大の懇親会
今年の懇親会は200余名の参加で盛大なものでした。そのうち学生が43名、入社10年未満の若い卒業生が数十名で、活気にあふれたものでした。女子院生2名による乾杯で 、初めから盛り上がりました。
昨年までは、参加人数が100名未満で若い人が少なく憂慮されていました。これは 、会場を吉田の生協食堂にし、低会費、学生と先輩の(リクルート)交流会とのドッキングの成果であり、来年度もこの様式を継続することになりました。