この度、京機会会長を引継ぎました。昭和4 4 年に修士を終了して三菱重工長崎造船所に就職後、地元の関西を遠く離れていましたので、京機会はほとんど縁のないものでした。 私が京機会とかかわりを持つようになりましたのは本社に転勤して横浜に移ってからでした。 関東支部の立ち上げのお手伝いをしました。平成1 3 年に関東、中部、中国・
四国支部ができてから関西以外の地区での京機会活動が活性化しました。
退職後、再び長崎に戻ったときに、「九州の会」というのができていました。 2 年後に支部昇格を認められて5 年間支部長を務めました。九州支部は会員数が約1 8 0 名で関東支部の1 桁下の人数で、会員数5 名以上の企業も3 社しかありません。 とても他支部と同じような活動はできないので、何か特徴のあることをしようとして始めたのが、家族連れの「九州温泉巡り」で、昨年からは「九州離島巡り」を始めました。 参加者に「また来たい」と
思ってもらえるイベントの企画を支部長の仕事と考えてきました。 先般の種子島・屋久島の行事では5 組のご夫妻を含む多数の参加がありました。
同窓会というものは何か、仲良し会でいいのかという議論があります。私は先ずそれでいいと思います。 それが始まりでいろいろとつながりの輪が広がって行けばよいと思います。 私が京機会に関わるようになりましたのも同じ研究室の仲間とのつながりです。 毎日の仕事のつながりと違って直接の利害関係を離れたつながりですが、京機会のおかげで人生がとても豊かになったと確信できます。 卒業以来何十年も会っていなくてもすぐに話が
通じる同期の横のつながり、職場や研究室の先輩・後輩の縦のつながり、京大機械系教室という同じ学び舎で学んだつながりが、長い人生で一番大切なつながりになると思います。
京機会はこのようなつながりの広がりを目指して行きたいと思います。 活動のさらなる活性化、若手会員の参画増加、財政基盤の強化等について会員の皆様のご協力をお願いいたします。
平成23年5月吉日
京機会会長 藤川
卓爾(S42)
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