九州支部:平成30年度春の行事のご報告
平成30年度 春の行事
中国・四国支部九州支部春季行事合同開催のご報告
~ 住友重機械工業㈱ 新居浜事業所、別子銅山見学 ~
九州支部では中国四国支部と合同で、5月19、20日の2日間に亘り、住友グループの発祥の地である新居浜地区を訪ね住友重機械工業㈱新居浜事業所を見学すると共に、別子銅山跡や住友財閥の旧跡を見学する春季行事を実2024施しました。ご総勢33名がご参加くださいました。
まず、最初に別子銅山発展の立役者である広瀬宰平の足跡を展示した広瀬歴史記念館を訪問しました。隣にある旧広瀬邸も合わせて見学し、困難に直面しながらも奮闘し時代を切り拓いた総支配人広瀬宰平の在りし日の姿を垣間見ることが出来ました。
続いて、新居浜事業所を見学させていただきました。
関東支部の黒岩一郎様はじめ新居浜事業所の皆様に新居浜地区での住友の業容をご紹介いただきました。大型鍛造機や大型運搬荷役機械、陽子線治療システム等の医療システム、宇宙開発を支える極低温システム等、独自技術と事業展開についてプレゼンいただきました。
夕刻は、リーガロイヤルホテル新居浜にて中国四国支部総会と合同で懇親会を開催しました。
翌日、別子銅山跡を見学しました。別子銅山は1690年に発見され、282年間一貫して住友により民間鉱山として経営されました。標高約800mから1300mの急峻な山岳地帯を舞台に70万トン以上の銅を産出し、日本の貿易や近代化に寄与しました。途中で大型バスからマイクロバスに乗り換えながら東洋のマチュピチュとよばれる標高750mの東平地区まで登りました。過酷な自然と戦いながら山岳鉄道や索道とよばれる物資輸送用ロープエウエイ、インクラインなど当時の最新技術を駆使して逞しく鉱山を切り開いていった先人の息遣いが聞こえてくるようでした。
麓のマイントピア別子では江戸時代の鉱山の様子を再現した坑道で、当時の鉱山の厳しい労働環境も体験しました。
中国四国支部との合同開催