第38回 京機サロン

  • 開催日:2009年11月13日
  • 開催時間:18:15~ 19:15
  • 開催地:大阪府
  • 詳細

    場所 大阪弥生会館 (大阪駅より徒歩2分)
    〒530-0012 大阪市北区芝田2丁目4-53
    TEL : 06-6373-1841 FAX : 06-6371-0585
    講演題目 「新しい研究開発システム:オープンイノベーションの動向」

    (講演骨子)
    世界の企業は市場のグローバル化に加速された競合の激化にさらされており、環境変化に迅速に対応せざるを得ない状況にある。経営体質の強化のために、各企業は選択と集中を加速しており、研究開発部門も例外ではない。80年代にSRIで取り組んだイノベーション・サーチでは、マルチディシプリーナリー(多分野)の専門家によるアイデア発掘という方法で企業が抱える様々な課題に斬新な解決策を提供した。高速インターネットが世界中に普及し、瞬時に情報が交換できるインフラが整備され、東西冷戦の終結で旧共産圏を含む科学技術情報もより自由にアクセスできるようになった今日、イノベーションのプロセスにも大きな変化が始まった。
    3年前ナインシグマ・ジャパンが設立された当初からプログラムマネージャーとして日本の製造業の様々な研究開発課題に対するソリューションを提供してきた経験から、オープンイノベーションを研究開発活動の生産性をたかめるためにどのように活用すべきか、またその課題と今後について考察してみたい。

    講師 横山一浩氏 (有限会社 IMIイノベーション・マネジメント研究所 代表取締役)

    (講師プロファイル)
    1943年山口県下関市生まれ、66歳、1966年東京大学工学部電子工学科卒業、1972年米国イリノイ大学大学院電気工学修士課程修了、1973年同博士課程中退。1966年富士電機製造(株)入社、1973年都合により家業に従事(舶用機器メーカ:(株)日本工作所:取締役社長)、1978年マッキンゼーを経て1980年スタンフォード研究所主任コンサルタント、先端技術プログラムマネージャー、副センター長。1988年日本オリベッティ(株) 総合企画本部長、1994年(有)アイ・エム・アイ設立。外資系半導体製造装置メーカ日本支社経営、BMWディーラ経営支援、大手コンサルタント企業の若手人材育成、ハイテクベンチャー経営支援、オープンイノベーション・ベンチャー(Ninesigma)プログラムマネージャーなど、主としてハイテク、自動車業界の経営コンサルタント業に従事している。