九州支部:冬の行事(支部総会・出前授業)のご報告
◆冬の行事 (日時:2023年12月2日)
九州支部では支部総会に合わせて、高校(福岡県立東筑高校)での出前授業と、生徒さんとともにブリジストン北九州工場様の工場見学を12月2日に行いました。会員・関係者・ご家族19名がご参加くださいました。以下、概要報告です。
1.福岡県立東筑高校での出前授業(生徒さん30名)
1) 大学紹介「大学ってどんなところ」
東筑高校OBでもある、京大、黒瀬教授(1993)による大学の紹介。学部~院~博士課程のそれぞれの内容を具体的に分かりやすく、また「当世学生気質」もユーモアを交え、ご紹介いただきました。
2) 講義「iPS細胞×ロボット~人とは違うキャリアを築く~」
講師は、アステラス製薬主任研究員・京都大学iPS細胞研究所共同研究員の北條未来(2013)さん
・研究支援ロボット「Maholo」(安川電機製)を活用したiPS細胞研究の最前線の様子をお話されて、研究者の仕事の実態や苦労話を、たっぷり魅力的に、語りかけてくださいました。
・また、ご自身の研究者になるまでの道のりやキャリアを積む中で大切にしていることをお話になり、生徒さんたちにとって「今後の進路」に関し、大いに刺激と参考になったと推察します。
3) 高校生と大学・OBの、双方向コミュニケーション
研究テーマの決め方など、活発な意見や質問があり、黒瀬先生、北條先生を中心に返答いただき楽しい時間となりました。・・工場見学のバスの中でも、延長戦がありました。
※当日は、iPS研究とも関係の深い、「分身ロボット(オリヒメ)」を用いた「遠隔ベビーシター」にもトライしました。岩手県在住の難病の方がオリヒメを操作し、北條さんのお子様を、岩手県から保育!・・お子様もすっかり「オリヒメ」に懐かれたご様子。
2.モノつくり現場訪問・・ブリジストン北九州工場見学
今回は、世界最大級、超大型タイヤを製造する、ブリジストン北九州工場を見学させていただきました。(生徒さん21名先生3名とともに)ゴムの成型や組立、その大きさに圧倒されっぱなし!
スタッフの方のご丁寧な説明で、モノつくりの一連の流れと、ダイナミックさが直接伝わってまいりました。生徒さんばかりでなく会員の皆様にとっても貴重な経験であったことと思います。
※普段は土日の見学はNGのところ、見学OKいただきました。厚く御礼申し上げます。
3.九州支部総会・懇親会
1)九州支部総会
支部総会では旧年度の事業報告と新年度計画が承認され、2024年度役員を選出しました。
2)懇親会
冒頭の写真のとおり、17名(お子様は、特製お子様ランチ付き)の参加をいただき、高校生の新鮮な感性や、工場見学の感想、近況の確認などの話題で、おおいに盛り上がりました。
4.結び
九州支部では「楽しむ」「社会貢献」をキーワードに活動しています。今後ともよろしくお願いいたします。・・次回もぜひご期待ください!!
<付記> 当日の模様は12月3日の西日本新聞朝刊に掲載されました。