昭和42卒「傘寿記念同期会」報告

    令和6(2024)年5月28日、29日にS42(1967)卒(S38(1963)入学)の全体同期会を開催しました。このメンバーの多くが今年80歳を迎えますので「傘寿記念同期会」としました。平成29(2017)年4月に、多くのメンバーが在住する関東と関西の中間地点の伊勢・鳥羽で「卒業50周年記念同期会」を開催しましたが、今回は「琵琶湖周航の歌」にちなんで琵琶湖南部で開催しました。

    4月28日夕方に大津市の琵琶湖ホテルで懇親会、その前に三井寺と日吉大社参拝の計画を立てました。

    28日朝起きてみると大雨です。警報が出て交通機関に遅れが発生しているところもありました。そんな中、正午にJR京都駅のホームで13名全員が定刻前に集合し大津に向かいました。雨は降っていましたが、琵琶湖ホテルを出発し三保が崎の「琵琶湖周航の歌」の歌碑を経由し三井寺に行きました。三井寺では本堂が雨で霞んで見えました。観音堂まで上がりましたが、琵琶湖を眺める余裕もありません。雨で衣服が濡れ、靴にも水がしみ込んできています。本来ならここから日吉大社に行く予定だったのですが、全員一致でホテルに帰ることにしました。ホテルでは温泉があり、雨で冷えた体を温めてゆっくりすることができました。

    懇親会には男性12名と女性(メンバーの配偶者)3名が参加しました。各人の近況報告とともに、学生時代の思い出話で楽しいひと時を過ごし、「琵琶湖周航の歌」を歌ってお開きにしました。懇親会後帰宅した人もいますが、大部分のメンバーは琵琶湖ホテルに宿泊しました。

    翌朝は曇っていましたが、雨の心配はなさそうでホテル出発のころから青空が広がってきました。男性9名、女性3名の計12名がJRで近江八幡に行き、先ず「水郷巡り」をしました。これは琵琶湖岸の小さな湖を運河でつないだ水郷を手漕ぎ船で巡回するものです。今年もヨシが元気よく伸びていました。ヨシには浄水作用があり、琵琶湖の水をきれいにすることに役立っているそうです。

    次に近江八幡市街に戻り、日牟禮八幡宮に参拝しました。近江八幡市の名前の由来になった神社です。続いて昔の面影を残す市街を散策しました。ここは近江商人発祥の地です。建築家ヴォーリズが近江兄弟社を作ったことが有名ですが、近江八幡市街にはヴォーリズ設計の建物がたくさんあります。

    最後に「琵琶湖周航の歌」の6番の歌詞に出てくる長命寺に行きました。タクシーのピストン運転で本堂下の駐車場まで上りましたが、本堂まで100段を超える階段は傘寿メンバーには応えました。本堂から少し足を延ばして太郎坊社まで行くと眺望が開け、琵琶湖や近江富士(三上山)がきれいに見えました。昨日の雨が噓のようで、今日の快晴で昨日の雨は帳消しになりました。

    楽しい2日間でした。JR近江八幡駅で「3年後の卒業60周年でまた会いましょう」と約束し解散しました。3年後元気に再会するためには「健康第一」、これを改めて確認した2日間でした。