第28回 京機サロン 文楽鑑賞会

  • 開催日:2007年08月04日
  • 開催時間:14:00~ 19:00
  • 開催地:大阪府
  • 詳細

    「感性の時代」といわれ、「感性工学」というジャンルまである現在、人間国宝の人形遣いや浄瑠璃の語りを通じて古典演劇にどれだけの意味があるのかを考えていただきます。

    今年の夏の出し物は、いわゆる”三姫”と言われるもののひとつ「鎌倉三代記」で北条時政の娘、時姫が主人公です。その気品、優雅さ、可憐さと共に恋に命を燃やしていく激しさが彼女たちの魅力です。
    なお三姫の他の二人は『本朝廿四孝』の八重垣姫、『祇園祭礼信仰記』の雪姫です。いずれの姫様も衣装が赤いことから”赤姫”とも言われますが、それはさながら彼女たちの心の色を表わしているかのようでもあります。ちなみに時姫は父から夫を裏切るように命じられますが、逆に恋する夫から父を殺すようにいわれ、最後には・・・・という悲しいお話です。ほかに狂言が由来の「釣女」。
    今回も比較的上演時間の短い夏休み公演で、第2部・午後2時開演からおよそ6時までの公演です。その後館内の文楽茶寮で懇親会を開催いたします。関西の大学を出ながら文楽をご覧になったことが無いという方は必見、常連の方々もご家族同伴でどうぞ。30席限定ですので、申し込みはお早めに。

    場 所 国立文楽劇場
    大阪市中央区日本橋1-12-10 Tel 06-6212-2531