第12回 サロン

  • 開催日:2004年06月18日
  • 開催時間:18:15~
  • 開催地:大阪府
  • 詳細

    「一流の技術者、経営者は、専門分野だけでなく芸術,宗教,哲学などにも広い素養を持つことが求められる」と言われます。6月の京機サロン(MOT研究会)は、このような観点から、下のような内容で開催します。

    場 所 ガーデンシティクラブ大阪(TEL 06-6343-7770)
    大阪市北区梅田2丁目 ハービス大阪 6階
    講 演 「応挙の絵画とその空間」(大乗寺障壁画の世界の紹介)
    講 師 山岨 眞應(やまそば しんのう) 氏
    亀居山大乗寺(兵庫県香住町)副住職、昭和50年京都大学工学部(化学系)卒業
    http://www.daijyoji.or.jp/main/index.html
    講師からの
    コメント
    円山応挙とその一門が描いた障壁画のある大乗寺客殿は、応挙の絵画の到達点と言われています。

    2次元の平面を使って3次元の空間に立体を如何に描くか。応挙は、複数の平面でマルチスクリーンを構成して出来た空間に、3次元立体を象徴することで鑑賞者の心の中にその対象を描いています。

    言葉や文字を使わなくても、象徴という手法で互いに理解できることの具体的な例だと思います。密教も同じ手法を使います。

    共通の体験を通して、言葉や文字といった理窟を超えて互いに理解しあう世界が芸術であり宗教であろうかと思います。

    応挙さんの絵画の最終到達点と言われる大乗寺障壁画のお話しを密教と絡めてお話しできればと思います。

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