第7回 サロン(関西支部産学懇話会共同企画)

  • 開催日:2003年11月22日
  • 開催時間:13:00~
  • 開催地:京都府
  • 詳細

    場 所 京都大学 物理系新棟 2F 216室
     講演は今の日本の機械技術を代表するフェアレディZとクラウンの企画、開発、改良などを直接の担当者が語ります。また、今大学を大騒ぎさせているCOE (Cener of Excellence、各分野で20-30校選び、特別予算を配当する。京大の機械系は選ばれた。)の説明、およびジャーナリストからの大学についての提言です。どれも聞く価値のある4題です。
    講演 Part I 乗用車のデザイン

    1. 「フェアレディZ復活の軌跡」 13:10 ~14:10   

    講師: 湯川 伸次郎 氏 (日産自動車(株))

    フェアレディZを復活指すため、フェアレディZの歴史を振り返り、まず、1.復活のための土起こしとして、Zは日産の存在の証明であることを認識させ、2.種まきとして『Z-ness』と『Newness』の融合をはかり、 3.育成として、徹底的に日を浴びせた高い目標を設定し、4.その結果の収穫として、多くの共感が集まったことについて、全経緯を解説し、感動を呼ぶ商品とは何かについて意見を述べる。

    2. 「クラウンの車両企画と技術開発について」 14:30 ~ 15:30   

    講師: 伊勢 清貴 氏 (トヨタ自動車工(株))

    日本を代表する車両クラウンは他車に先駆けてその時代の最新技術を常に採用し高級車のトップを独走してきたが、その源となるのがトヨタのCE制度であり、CEをリーダとした開発体制である。クラウンを例にとり、トヨタ自動車における車両の企画と開発体制、新技術の開発のしくみなどを解説する。

    Part II 研究・教育環境

    3. 「産と学、文と理をつなぐもの」 16:00 ~17:00

    講師: 元村有希子 氏(毎日新聞科学環境部)

    技術大国・日本が危うい。産と学には違う時間が流れている。官僚制に象徴される「文」と、技術を支える「理」の間の溝は、男と女の間よりも根が深いかもしれない。日本を元気にするのは、両者が手をつなぐことだ。「理系白書」の取材で感じた現状を報告し、知恵と財産を生かす「融合」の可能性を提案したい。

    4.「京都大学機械系の21世紀COEプログラムについて」 17:00~ 18:00   

    講師: 土屋 和雄 氏(京都大学)

    国際競争力のある世界最高水準の大学づくりを推進することを目的に、文部科学省により、平成14年度から「21世紀COEプログラム」(平成15年度予算額約334億円)が実施されています。京都大学工学研究科(機械工学専攻、機械物理工学専攻、精密工学専攻、航空宇宙工学専攻)、情報学研究科 (複雑系科学専攻)および国際融合創造センターは、平成15年度より機械工学分野における21世紀COEの研究教育拠点に選ばれました。その概要について紹介いたします。