第19回機河会総会報告 |
第19回機河会総会は平成19年8月25日(土)、京大会館SR室で開かれました。連日
の猛暑が前々日の一雨で収まらず、またぶり返しました。 12時半ロビーに集まり、参会予定の23名が揃って記念撮影をしたのち、13時に幹事の岸本秀弘氏(S33)の司会により、西岡邦夫氏(S23)が乾杯発声されて開宴しました。西岡氏は「河本研究室は大きな流れであり、河本先生が亡くなられた後も、脈々と続いている気がする」と挨拶の中で話されました。 開宴後半時ほどして、ビールも行き渡りお腹もくちくなった後、機河会の今後の運営の相談が始まりました。常任幹事の小浜弘幸氏(S32)より、受付のとき配布された、機河会Web-siteへの会員各位の返信をベースに、下記の提案がありました。 機河会の今後について 1. 機河会総会は今回を最後とする。機河会文集は昨年12月に作成した河本實先生メモワールを最後とする。 2. 機河会Web-siteは河本崇氏のご好意に依って、当分存続する。将来何か問題が生じたときには再考する。 3. 以前に続いていた幸陶会は昨年末再会されたが、これを継続する。川合等氏(S42)にお世話をお願いする。(幸陶会は後に説明するように「晦日(みそか)会」と改称されました) この提案をもとにしばらく議論した後、大きな異論もなく上記方針が採択されました。 続いて、川合 等氏より晦日(みそか)会の説明がありました。幸陶会は、機河会以前に若手の方々が続けられていたものですが、範囲を河本研究室に関係あった方、すなわち機河会会員全部に広げ、呼称を晦日会と替えて、グラス片手に気軽に話し合う集まりとして続けようということになりました。 晦日(みそか)会の開催要項 1. 開催は年1回とし、原則12月29日17時より始める。本年は12月29日(土)17時より、ホテルグランビア大阪19階パブレストラン・アブにて開催、参加費 5000円。 2. 開催の2ヶ月前に、前回の案内に出欠の返事を貰った人にメールで連絡する。機河会Web-siteにも掲示する。案内を受けた人は、期限までに出欠の回答を幹事に送る。 3. 幹事は川合 等氏 最後の機河会総会となりましたので、いろいろと想い出話がでてきました。幸陶会は昭和42年卒業の方々を中心に、昭和42(1967)年12月に大阪で始まり、河本先生もずっと参加されていました。この総会が終わった後に、「コートー」に漢字を当てはめると不愉快な意味の文字もあり、このようなものが長く残されるのは問題であるとの意見が出て、大晦日近くの集まりなので、晦日(みそか)会とし、先生に縁りのある文字「實疏河」を正字とするが、少々重い感じなので晦日会を通常の呼称にすることになりました。会員の皆様には事後ながら、ご了承くださることをお願いします。いろいろの話のうち、野木圭三氏(S25)は第1回より皆勤であることを披露されました。皆勤の方は他にも、柴田俊忍先生(S34)がおられます。最後に、稲積 充氏(S32)が、開宴の乾杯の折り、西岡邦夫氏が、河本研究室は先生が亡くなられた後も脈々と続いている気がすると挨拶されたのを受けて、「天の河 主の声する 機河会」という句を詠じました。 |
幹事 :小浜弘幸(S32卒)記 |
●機河会Webサイト http://www.kyoto.zaq.jp/kikoukai/ |
「機河会Web site」とは、河本研究室同窓会として継続している「機河会」のインターネット上のホームページです。おもな掲載は、16年間にわたる同窓会の時系列的な紹介、河本名誉教授の近況、会員の活躍、会員名簿、などです。また会員の個人ホームページともリンクによる地方との接続や、会議室&掲示板を設け自宅から気軽に参加できる楽しいサイトです。「京機会」の会員からのアクセスもお待ちしています。 |
河本實先生を偲ぶ会 |
名誉教授 河本 實先生は平成18年4月18日、ご家族の手厚い介護のもと、93歳の天寿を全うされました。葬儀は密葬にて相済まされましたが、門下生の集まりである機河会が、8月26日(土)、ウエステイン都ホテル京都で、先生をお偲びする会を開きました。ここは先生の還暦、古希と叙勲のお祝いをした想い出の所であります。令夫人 律様、ご長男 崇様ご夫婦に、門下生など52人が集まりました。壇上には時代の違う3枚の遺影と、勲2等瑞宝章の勲記、正四位の叙位記が安置されています。赤松利章氏(S32)の司会で、西岡邦夫氏(S23)の追悼の辞に続いて献花を行い、ご長男 崇様より謝辞とともに病状の経過を伺いました。中井 肇氏(S22)の献杯の言葉で会食を始め、広い年代の方々から先生の面影を偲ぶスピーチを戴きました。京都帝国大学を総代で答辞を述べて卒業し、西原利夫先生が創められた材料強度研究の、メッカとまでいわれた研究グループの中心であった、河本先生の御姿がはっきりと浮かび上がりました。さらに毎年八月、先生の誕生日に近い土曜日の機河会で、ご長男 崇様の介護の様子を目の当たりに見てきた多くの参会者も、改めて印象深く想い出を刻み込みました。最後に、田中道七氏(S30)の閉会の辞で会を終わりました。 |
幹事 :小浜弘幸(S32卒)記 |
第17回 機河会(河本研究室同窓会)の報告 |
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河本研究室同窓会の機河会は、今年、第16回を迎え、平成16年8月28日(土)13時より京大会館SR室にて開催されました。 河本先生は、1月に病に倒れられ、「今年の機河会へのご出席は無理。」と誰もが思っておりました。ところが、ご長男の崇様の「機河会に出席させる。」との強い意志と献身的介護により、奇跡的とも思える回復をされ、今年も機河会への出席を実現されました。記念撮影をし、出席者一同の話にうなずかれ、お帰りの際には皆に手を振っていただきました。移動は、崇様の押される車椅子に頼っておられますが、自動車への乗り降りは介助無しで自力でできるまでに回復されているお姿を見て、感動しました。 その後、例年通り、立食パーティに移り、出席者各位の示唆に富んだスピーチ等で大いに盛り上がりました。最後に、お元気な先輩から、「機河会を、いつまでも続けよう。」との力強いお言葉もあり、とりあえず、来年の幹事は、1955年卒の田中道七先生とその同期の皆さんにお願いする事を決め、閉会しました。 閉会後、有志が、ご参加いただいた北條教授のご案内で、新装なった京大時計台の資料室/ラウンジ等を見学しました。変わりゆく京大の一面を見ることができました。 |
記:笹田(昭和48年卒) |
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河本先生を囲む 機河会 総会は、このたび15回を迎え、平成15年8月23日(土)京大会館で開催された。 参加者は、先生ご夫妻を含め26名で、前回を上回る盛況であった。91歳になられたとはいえ、きりりと背筋の伸びた先生のお姿は、出席者にとって何よりの励ましであった。 スピーチは前回での約束でされなかったが、幹事がお願いして、坐ったまま乾杯の音頭を取っていただき、会がスタートした。酒もまわり腹もくちたあと、アイウエオ順に各自の近況報告をゆっくりと行い、歓談や活動の評価、それぞれの話題に旧交を温めた。最後に、現在機械教室で材料力学講座を担当されている北條先生(昭和54年卒)から、桂キャンパスへの移転をはじめ、最近の大学の状況を報告して戴いた。 歓談の宴は予定の時間をオーバーして続き、去りがたい心を来年の再会の誓いに込めて、17時ごろ散会した。 なお、次回幹事は、笹田氏をはじめとする昭和48年・49年卒の方々にお願いする事となった。 |
記:龍野・濱野(昭和40年卒)
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また、昭和54年卒の現機械材料力学講座(連続体力学分野)の北條先生のご参加もあり、参加者近況報告の最初に研究状況の紹介や新キャンパスの状況などご報告頂いた。その後、お互いが歓談する中で若手から順次近況報告を和やかに行い、最後には大先輩の方々から戦争体験に伴う秘話など興味深いお話も披露され、全員が話に聞き入り予定時間を超過する程であった。閉会するに当たって次回の幹事を昭和40年卒の龍野、三谷両氏にお願いすることとし、16時15分に散会した。 |
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記:椿本 敏弘(S42卒) |
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冒頭に河本先生より中国や韓国に関する含蓄のあるお話をいただいた。その後、参加者がそれぞれ3〜4分近況報告したり、またお互いに歓談して楽しいひとときを過ごした。中には終身雇用に飽きたらず、資格を取って転進を図っている人や、海外で活躍している人など多くの興味ある話があった。最後に、来年の再会を期して散会した。 |
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記:戸谷 靖隆(S42卒)
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−河本先生米寿祝賀会−
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機河会の本年の総会は、平成12年8月26日(土)13:00〜16:00の間、例年通りの会場の京大会館で行われた。とくに本年は、河本先生が満88歳のお誕生日を迎えられたので、米寿祝賀を兼ねて行われた。今回も河本先生は奥様ともどもおいで戴き、参加会員は例年を越す30名の多きを数えた。先ず、記念撮影のあと開会し、春本謙一氏(昭28新)の司会により、冒頭に中川実行委員長(昭28新)より祝辞を兼ねた挨拶があり、河本先生にうぐいす色の袋に納めたお祝いが贈呈された。次いで、河本先生が、先生のご趣味の囲碁と、それを通しての小川三兄弟や、福井謙一などの諸先生方との交遊や、逸話などを披露された。先生は大変お元気で立って話そうとされたが、司会者がお座りいただくようお願いし、大きな声で朗々と話された。ごちそうを前にして少々長かったお話のあと、会員の長老格の中井肇氏(昭22)の音頭で乾杯し、自由歓談に入った。ひとわたりビールでのどを潤したところで、旧制世代の代表として、西岡邦夫氏(昭23)、若い世代を代表して、並木宏徳氏(昭44)の二人からお祝いの辞が述べられ、当日不参の会員からの復信によるお祝いメッセージが司会者から読み上げられた。再び自由歓談に移り、出席者全員が近況報告など1〜3分程度の短いスピーチを行った。初めての参加者も多く歓談に花が咲き、旧交を温め最新の情報交換をするなどなかなかに盛況であった。今後のご健勝を祈り、来年のご出席を願いながら、退出される先生ご夫妻を見送ったあと、会員相互にこの会での再会を期して散会した。 | ||||
記:中川 隆夫(昭28新)
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