平成14年度 京機会評議員会・春季大会・総会のご報告

1.
評議員会
平成14年4月20日に総会に先立って評議員会(新旧合同)が62名の出席で開催された。総会議案の審議として、昨年度の活動報告、2支部設立と4支部の活動報告、会計報告と決算時期変更の提案がなされ了承された。また、今年度役員候補、運営方針案の説明がされ、了承された。評議員については各卒業年度で1名を「卒業年度代表評議員」と、若干名を「地区評議員」と呼ぶことが了承された。京機会活動の活発化と会費徴収率の向上について意見が出された。

2.
学生と先輩の交流会
 本年も社会で活躍する機械系工学教室の先輩から在学生がさまざまな情報を得る機会として標記の会を企画・開催した。昨年より3社増え、合計62社(官公庁ならびに独立行政法人研究所の2組織を含む)から卒業生に来ていただき、在学生も2年生から修士の学生まで300名以上が参加した。所定の時間を過ぎても各所で熱気に溢れた面談が続く意欲的な交流会となった。

3.
講演会
 
(1)
技術者における物理と数学の必要性と発想の転換の重要性について」小寺 秀俊 氏(S55)
   
 
数値解析を実際に利用する場合に必要な基本的な数学の体系を交えて、数値実験の道具としての計算機シミュレーションについて講演された。さらに、これまでの機械の発明や発達における発想の転換の重要性について、例示された。最近話題になっているマイクロマシンの用途として注目されている医療分野のマイクロマシンの内、インプランタブルホスピタル(マイクロTAS)構想について説明され、その一環として自ら行われているマイクロポンプやマイクロアクチュエータについて、講演された。最後に、桂キャンパスにできる桂インテックセンター及びナノ工学高等研究院の組織について説明された。

 
(2)
21世紀の工作機械ビジネス」森 雅彦 氏(S60)
   
    up-downの激しい工作機械業界を生き抜くためのアイデアを自社の実例とともに述べられた。具体的には工作機械消費率が90%の海外市場をターゲットにして社員の英語教育を充実させている。営業-設計-メンテナンス情報のフルデジタル化をすすめ、カリフォルニアのサクラメントにデジタル技術研究所を設立して現地大学のPhDを採用し、現地でのCAEと国内の機械設計を連携させている。これらの努力により主力マシニングセンタの低コスト化、高性能化を進める一方で、自社内に自動車部品のラインをひき、コスト計算を行って工作機械の販売戦略に活用している。統計値とものづくりの現場を冷静に分析し、"capacity"から"productivity、efficiency"への転換、国際化路線等の方針を打ち出し実践されている点に新しいリーダ像を実感した。なにより、聞いていて”元気が出る”講演であった。

4.
平成14年度総会
  講演会に引き続き、同会場で平成14年度京機会総会が開催された。
永井会長(S31)の挨拶に続いて、下記の件が報告、承認された。
なお、総会参加者は211人であった。
 
(1)
平成13年度活動報告の件
藤本代表幹事(S39)から、活動状況が報告された。
 
(2)
平成13年度会計報告の件
塩路幹事(S50)から会計報告、森川監事(S25)からの監査報告があり、了承された。
また、平成14年度から決算時期を2月末日とすることが説明され、承認された。
 
(3)
支部報告の件
関西、関東、中部、中国・四国の各支部の活動状況について報告があった。
各支部活動の詳細は支部HPへ。
 
(4)
第二世紀記念事業の件
京機会web forum等の第二世紀記念事業が順調に行われていることが報告された。
活動の詳細は第二世紀HPへ。
 
(5)
役員改選の件
平成14年度の会長・副会長として、
 
会 長
永井 将 (S31)
副会長
関西支部長
坂戸 瑞根(S32)
関東支部長
小澤 三敏(S33)
中部支部長
松本 和男(S41)
中国・四国支部長
川口 東白(S34)
大学
鈴木 健二郎(S37)
 
を選出した。
 なお、大学以外の副会長は、原則として支部長とし、期央で支部長の交代があれば、副支部長も交代することが、付帯決議された。
 
(6)
新年度運営方針の件
永井会長(S31)および塩路幹事(S50)より、平成14年度の運営方針と予算案が説明され、承認された。

5.
現役生も交えた懇親会
 
  昨年に引き続き吉田食堂を会場として、懇親会が227名の参加で盛大にとり行われた。会費がリーズナブルなこともあって、数名の女性を含む現役学生が39名も参加した。OB同志の交歓ばかりでなく、学生と先輩の自由な交流の場として定着しつつあり、昔話に花を咲かせたり、現役気質を知る絶好の場となっている。料理や飲み物もたっぷりあり、ほとんどの方が一本締めによるお開きの時間まで賑やかに語り合った。