平成12年度 京機会秋季大会の報告

 平成12年度京機会秋季大会は、三菱重工業(株)のご厚意により、平成12年11月10日(金)、同社神戸造船所において、約100名の参加のもとで開催された。まず、同社原子力設計部長喜多 薫氏(S47)から歓迎の挨拶と、同社の概要説明があり、引き続いて、3件の技術講演があった。
秋季大会技術講演の風景
秋季大会懇親会の風景

水谷敏行氏(神戸造船所 原子力設計部:S63)「原子力発電用・輸出取替蒸気発生器の開発」

加圧水型原子力発電プラントの中で最重要機器の一つである蒸気発生器について概要の説明のあと、神戸造船所で設計・製作中の最新鋭の輸出向け取替蒸気発生器の開発状況の説明、気水分離器実証試験や伝熱管群耐震試験の大規模な開発試験の様子の紹介があった。

有村久登氏(高砂製作所 タービン技術部:S59)「発電用ガスタービンの開発と動向」

同社でのガスタービンの開発の歴史と特徴の紹介に続いて、最近のガスタービンの動向、特に炭酸ガス排出量 の削減の課題と蒸気タービンと組み合わせたコンバインドプラントによる高効率化等について説明があった。

常脇 寛氏(高砂研究所 機器・自動化装置研究室:S58)「ロボット技術のメカトロ製品への適用」

同社で開発された広範囲なメカトロ製品の中から、積み木のように自由に構成を変えることのできる軸モジュール型マニピュレータ、ガスタービン燃焼器引抜支援装置、超多自由度制御を例証したマイクロマシン、磁気軸受型壁面 移動ロボットなどの紹介があった。

同社神戸造船所を工場見学

全長約270mにも及ぶ大型コンテナ船の製造現場の船台真近かでの見学や、大型舶用ディーゼルエンジン、原子力発電用蒸気発生器製造現場を含むプラント工作部と重機器工場の見学などを通 じ、大型機器製造の迫力、もの作りの大切さ・おもしろさを実感した。

最後に喜多 薫部長の挨拶があり、秋季大会を閉会

懇親会は、同社の神戸造船所設計開発センター12階のダイニングルームで開催された。神戸の町の夜景を正面 に見るすばらしい会場で、約60名の参加があった。永井関西支部長、矢部副会長の挨拶のあと、最長老参加者の仲本大先輩のご発声で乾杯し、懇談に入った。最後に、次年度の秋季大会の開催を引き受けていただいたJR西日本、および近く発足する中部支部の幹事のご挨拶があり、盛会裡に行事を終えた。
秋季大会懇親会の風景