京都大学機械系工学教室第二世紀記念事業 |
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京都大学機械系工学教室第二世紀記念事業会 実行委員会委員長 駒井謙治郎 |
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工業のもの作りの中心としての機械工学は一層の重要性を増しており、そのためには、当機械系関連教室が、創立百周年を経て、来るべき第二世紀に向かっての先進的な工業技術を支える基礎研究の場として、そして、独創的な学理や技術を自ら創り出すことのできる有為な人材を育成する教育の拠点として、充分に機能できるようにすることが大切であると考えます。21世紀を目前に控え、社会構造そのものが一大変革期を経験しつつあり、社会の一員である大学も大きな試練の時期を迎えております。 私どもは今後とも、当機械関連教室が、我が国の機械工学分野における中核拠点として活動し、また、諸外国の大学との競争の場の中で、若者に魅力ある教育の場を提供し、社会や海外に開かれた大学院大学の機能を果 たすことができるようにするため、教室が創立百周年を迎え第二世紀に入る機会を捕らえて、下記のような機械系工学関連教室第二世紀記念事業を行うことといたしました。この事業の柱は、世界基準の人材育成と、社会と機械系関連教室との連携強化による産学間の交流促進にあり、いずれも、社会に対する国立大学の貢献責任に応えうるものと考えております。 平成12年3月 |
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敬具
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記 |
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1.大学院博士後期課程在学生の世界基準達成とその自立支援のための 奨学金の支給 2.産業界と機械系工学関連教室の交流促進 ・情報ネットワークの構築・運用 ・産学協同研究に関する教室情報の公開 ・社会人のリカレント教育の充実のための経費、 インターンシップ等学生の実学経験の経費の一部負担 3.記念式典の挙行(平成12年7月13日(木)・14日(金) 4.記念誌の発刊 |